素数は「1と自分自身でしか割り切れない数のこと。」
「二約数持ち数」と言い換えると分かりやすい。
複素数は「実数と虚数を組み合わせた数のこと」。
「虚数持ち数」と言い換えると分かりやすい。
素数と複素数は誠に難解な数の概念で、おまけに虚数と言う難しい架空の数も関係しているのです。
しかし、数学や科学には不可欠の存在なものです。
「素数」は1と自分自身のみでしか割り切ることが出来ません。
「素数」は例えば10までの数で考えると2、3、5、7の4個です。
1は素数ではありません。
例えば5と言う素数は1と5以外の数では割り切ることが出来ません。
因みに5/4=1.25と余りが出てしまいます。
5/2、5/3でも余りが出ます。
要は「割り切れること」がポイントで、二つの約数しか持たない数なのです。
「複素数」は実数と虚数を組み合わせた数のこと
実数は少数や分数を除外した実態のある普通の数のことです。
虚数は架空の数の意味で、二乗するとゼロ以下、つまりマイナスになってしまう数のことです。
虚数は二乗することで実数化するということです。
虚数単位は普通「i」で表します。
例えば「i*i=-1」となるのです。
「複素数」は「実数プラス虚数」で表し「Z=a+b i」(Zは複素数、a・bは実数、iは虚数)となります。
「素数」と「複素数」は名前が似ているだけで別もの
「素数」と「複素数」は違うもので直接の関係はありません。
「素数」が複数ある訳では全くありません。
「素数」は少しは馴染みがあります。
「複素数」の存在意義はたくさんあるのですが、簡単に言えば法則や定理を記述する際に便利なものとしか言いようが無いようです。
実社会には無縁のものですが、数学や科学の世界では不可欠なものになります。
「素数」「複素数」
「素数」は「1と自分自身でしか割り切ることが出来ない数」のことです。
無限に存在すると言われていますが特定は困難とされています。
「複素数」は「実数と虚数を組み合わせた数」のことです。
科学技術計算や数学では不可欠のものになります。
「複素数」は通常「Z=a+b i」(Zは複素数、a・bは実数、iは虚数)と表します。