漫然は「ぼんやりしていること、目的意識を持っていないこと」。
なんとなくと言える状況を指すときに使う言葉と言え、適当に物事を行う際に使われやすいと言えます。
無意識は「意識を失っている状態のこと、意識が向いていないこと」。
意識を失った状態を指すこともあれば、特定のものに対して意識が向いていない状況も指します。
「漫然」の意味
漫然とは、ぼんやりしていること、目的意識を持っていないことです。
何かの物事を行っているときに、なんとなくの感覚でやっている状況を指すことが多いです。
したがって、どうしても適当な感じになりがちと言えます。
基本的に漫然という言葉は、そういう態度で物事を行っている人に向けての批判の意味の指摘とも評価できるでしょう。
「無意識」の意味
無意識とは、意識を失っている状態のこと、意識が向いていないことです。
意識を失っているという意味ではあまり使われません。
意識はあるが、特定の物事に対して意識が向いていないという意味で使われることが多く、これは漫然の意味に近いです。
なんとなくの感じで物事を行ってしまっているため、集中力が足りないといった状況と評価できます。
「漫然」と「無意識」の用法や用例
「仕事を漫然と行っていると絶対にミスが起きる。
したがって、意識をちゃんと仕事に向けて、集中した状態で常に取り組んでいく必要があるんだ。」
「信号待ちをしていたときに、無意識のうちに渡っていたことがあったけど、ちゃんと確認をしておくべきだったな。
一応青の状態だったみたいだが、今度からは気を付けないといけないだろうな。」
漫然と無意識は同じような意味と評価できる
漫然と無意識に関しては、集中力が足りていない、特定のものに対して意識が向いていないという意味で使われることが多いです。
だから、意味としては割と近い言葉と言えるのです。
漫然も無意識も日常生活の中でそれなりに使う可能性があるはずですから、どちらも覚えておくべきですが、区別しづらい側面がどうしてもあります。