アイルランドは「イギリスに隣接した国のこと」。
「首都ダブリン」と言い換えると分かりやすい。
アイスランドは「大西洋北部にある国のこと」。
「地球の割れ目」と言い換えると分かりやすい。
両国は一字違いの国名を持つ非常に似通った名前の国です。
しかし、人種・歴史・文化・政治など全く異なるものを持っているのです。
「アイルランド」はイギリスに隣接している国
「アイルランド」はイギリスに隣接する余り、影響を強く受けてきました。
アイルランド島はブリテン島の西に位置し、島内にはイギリス領北アイルランドもあるのです。
首都はダブリン、人口は約500万人、19世紀のジャガイモ飢饉により大量のアメリカ移民が出て、900万人いた人口は半減したと言われています。
1916年にイギリスから独立しています。
「アイスランド」は北大西洋の島
「アイスランド」は北極に近い北緯63~66度付近の北大西洋に浮かぶ小さな国です。
9~10世紀にノルウェーのバイキングやスコットランド・アイルランドのケルト人などが移住しました。
この国には世界でも珍しい地殻の割れ目が見られ、数多くの火山や温泉・氷河・オーロラなどが見られます。
暖流と寒流がぶつかる地域のため、漁業も盛んです。
「アイルランド」「アイスランド」の国名の由来
「アイスランド」は北極のイメージから「アイス=氷」「ランド=国」を合わせて作られています。
ノルウェーに併合された後、デンマーク領を経て独立しました。
自然の息吹が直に感じられる島です。
「アイルランド」の「アイル」とはアイルランドの古語ゲール語で「エール=西にある島」のことを意味したそうです。
そう言えばブリテン島の西にあります。
名前も似ているうえ少しは関係あるよう
「アイルランド」のケルト人はかつて「アイスランド」が発見された当時、入植したと言われています。
だから名前が似ている訳ではありませんが、少しは関係があるようです。
また、バイキングも入植したのですが、アイスランドにはそれ以前から、アイルランドの少数の修道士がいたと言われていますから、関係はもっとあったようです。