周辺は「中心から離れた位置のこと」。
特定の中心と言える場所からそこそこ距離があるような地点を周辺と表現します。
周囲は「特定のものの周りのこと」。
ものの周りにあるものや状況を指すことがありますけど、人を指すこともあります。
したがって、そういった部分は周辺との大きな違いになりますし、区別しやすいポイントと言えるのです。
「周辺」の意味
周辺とは、特定のものの中心から離れている地点を指す言葉です。
中心と言える場所から離れているときに使用されるのですが、どのくらい離れていればいいのかに関しては特に限定されていません。
だから、使い方に関してはかなりアバウトにならざるを得ない状況があると言えるでしょう。
周辺はいろいろな機会で使える言葉です。
「周囲」の意味
周囲とは、特定のものの周りのことを指しています。
周囲に関してもかなりアバウトな側面を持っているのですが、ものの周りにあるのはものや状況、そして人であるケースが考えられ、いろいろな機会で使うことができます。
実際、特定の人間の周りにいる人間、つまり友達や同僚などを周囲と呼ぶことがあるため、そういう使い方ができる点は特徴です。
「周辺」と「周囲」の用法や用例
「この街の中心から離れた場所、つまり周辺には割と自然が多い。
だから、都会のように見えて意外と自然を満喫できる側面があるんだよね。
そこはこのエリアの魅力だと思うんだ。」
「今回の事件の犯人の周囲の話によると、そんなことをするような人間には全く見えなかったと話していたそうだ。
人は見かけによらないということなんだね。」
周辺と周囲は同じような意味である
周辺と周囲に関しては言葉自体がまず似ていますが、意味も似ています。
特定の存在の周りを意味している状況ですから。
ただ、その意味には微妙な違いがあり、区別をすべき点があるため、そこは知っておいてほしいです。
周辺と比べて、周囲はいろいろなものを対象にして使うことができます。
特に人間を対象にできる点は大きいでしょう。