冷酷は「思いやりがない状態のこと」。
非常にむごいことができるような人に対して、冷酷という言葉を使います。
基本的には対象を非難する言葉と言えるでしょう。
冷血は「温情がないこと」。
温情という感覚がないため、冷たく接することしかできないような人に対して使う言葉です。
こちらも対象を非難する際に使われる言葉となっています。
「冷酷」の意味
冷酷とは、思いやりの気持ちがないこと、むごいことを平気でできる人のことを指しています。
特定の人物などに対して使われる表現であり、否定的な意味合いをかなり含んでいます。
したがって、冷酷という言葉を実際に使用するシーンはそう多くはなく、冷酷という表現が当てはまる人に関しても、そこまで多くは存在しないと言えるでしょう。
「冷血」の意味
冷血とは、温情がないことを指しています。
温情がないというのは、人としての温かさのような部分を感じられないという意味であり、常に冷たく他人に接するような状況で使います。
冷血に関しても、これが当てはまるような人は世の中にそう多くないと言え、実際に冷血という言葉を耳にする機会に関してもなかなかないと言えるはずです。
「冷酷」と「冷血」の用法や用例
「世の中には冷酷な人間がいるんだよ。
どれだけ他人を不幸にしても、自分のしていることが正しいと思えてしまうような人は恐らくこの先もいなくならない」。
「冷血な人は、通常の人間とは明らかに異なる感性を持っているみたいだ。
温情という部分が全く感じられず、冷たく生きるのが本能であるかのように思えてくるんだよね。」
冷酷と冷血は人間性を否定する言葉
冷酷と冷血に関してはどちらも否定的な意味を持った言葉と言えますけど、人間性を否定する意味合いがあります。
特定の人物の人間性を否定するときに使う傾向があるので、そこは大きな特徴です。
冷酷と冷血は微妙に意味が違うので、そこに気を付けて使わないといけませんけど、実際に正確に区別をすることは厳しいと言わざるを得ません。