いろいろは「種類がたくさんあること」。
「多品種」と言い換えると分かりやすい。
様々は「たくさんの様子があること」。
「多状況」と言い換えると分かりやすい。
「色」は色や形あるもの事情なども言い、「種類が多い」「品揃えが多い」などの意味になります。
「様」は様子のことをいい、「多くの状態」「多くの場面」などを言います。
「いろいろ」は多くものがあること
「いろいろ」あるとは「多くの品物が揃っている」「多くの事柄・訳・事情がある」」と言う意味になります。
「品揃えはいろいろあったほうが良い」「あの店にはいろいろなものがある」「いろいろとお世話になりました」「「いろいろすみませんでした」「ウインドウショッピングでいろいろと新しいものを見るのが好きだ」などと使います。
「様々」は多くの種類・様子・場面があること
「様々」は沢山の異なった種類や様子・場面があることを言います。
「様々な形をした動物たち」「様々の色に変化しながら花火は消えた」「様々なことを考えた」「運動することは体に様々な良いことがあるのです」「植物園の温室には様々な花が咲いていた」「考えることは人、様々です」「仮装行列には様々な衣装を着た人がいた」などと使います。
「いろいろ・様々」は同じようにも使います。
「いろいろ」と「様々」は沢山のものや事情・分け・場面などがあることですから、どちらも同じように使っても差し支えはないようです。
しかし、「いろいろ」は会話の中で使われ易く、「様々」は文章の中で使われる傾向があります。
「いろいろとありますね」を「様々とありますね」だと少し違和感があります。
文章言葉と思えば「様々」はシックリきます。
「いろいろ」は話し言葉、「様々」は書き言葉。
「いろいろ」は会話でよく使われる言葉ですが「様々」は余り使われません。
むしろ書き言葉としては「様々」の方が合っているように感じます。
「仰せの通り、いろいろ取り揃えてみました」は話し言葉、「御忠告の通り、様々取り揃えご報告しました」は書き言葉とすると違和感はありません。
「いろいろ」はくだけた言い方になるようです。