弁償は「相手に対して何らかの損害を生じさせた場合に、金銭や品物を使って埋め合わせをすること」。
比較的些細な出来事や損害に対して使うことがある言葉です。
賠償は「相手に対して何らかの損害を生じさせた場合に、金銭や品物を使って埋め合わせをすること」。
意味としては弁償と大差ないのですが、割と損害が大きい際に使うことがある言葉です。
「弁償」の意味
弁償とは、相手に対して与えた損害について、金銭などで埋め合わせをすることを指しています。
ただ、比較的些細と言える損害に対して使うので、日常的な言葉とも言えます。
だから、そんなに大ごとにならないようなケースで使うことが多いため、弁償の機会に遭遇することに関しては、多くの人にとって珍しくないと評価できるでしょう。
「賠償」の意味
賠償とは、相手に対して与えた損害について、金銭などで埋め合わせをすることを指していますが、意味としては弁償と大差ありません。
ただ、割と大きな損害が生じたときに賠償という言葉を使うので、そこが弁償との違いになります。
賠償をするようなケースはなかなかないため、日常的に使う言葉という評価はできないでしょう。
「弁償」と「賠償の用法や用例
「この前、友達が大切にしていたプラモデルを壊してしまった。
だから、弁償をすることになった。
そんなに高いものじゃないから、大した出費ではないんだけどね。」
「仕事で大きなミスをしてしまった結果、会社にとんでもない金額の損害を与えてしまった。
もし会社から損害賠償されたら、絶対に払うことができないだろうな。」
弁償と賠償の違いは金額そのもの
弁償と賠償の違いについては、与えた損害の程度と言え、それは金額そのものとも言えるでしょう。
割と小規模な損害に関しては弁償、大規模なものに関しては賠償を使います。
ただ、その線引きは明確とは言えないため、特定のケースで弁償を使うべきか、賠償を使うべきかで悩む可能性もあり、場合によっては使い分けが難しいと感じるでしょう。