悪役は「主に芝居において、主役となる側に敵対する存在のこと」。
芝居においては、誰が見ても分かりやすいように善と悪の構図が描かれており、悪に当たる側を悪役と呼ぶことが多いです。
ヒール役は「主にプロレスにおいて、悪役側に徹する選手のこと」。
プロレスにおいては、エンターテイメントの一環としてこういった役が設けられることがあります。
「悪役」の意味
悪役とは、主に芝居において主役と敵対する側の存在のことです。
悪役が自ら悪と名乗ることは少ないですけど、作品を見ている人たちからすれば主役が善で、それに敵対する側が悪だと認識できるので、特に問題ありません。
暗黙の了解として、主役に敵対する側は悪役であるという状況が存在し、その前提で作品を視聴していくことになります。
「ヒール役」の意味
ヒール役とは、主にプロレスの試合において、悪役に徹する選手のことです。
プロレスにおいてはエンターテイメントを目的として、こういった立場の選手が存在します。
ヒール役の選手はわざと反則を行ったり、審判に暴行を働いたり、明らかに悪の存在であるとイメージできるようなプレーをしていくのです。
しかし、プロレス以外の場で使われる場合もあります。
「悪役」と「ヒール役」の用法や用例
「ヒーローものの作品は、悪役も印象に残るケースが多いな。
悪役が悪に徹することで、正義の側が際立つというのもあるんだろうけど。
悪役が魅力的な作品は面白いと思う。」
「ヒール役はプロレスにつきものだ。
こういう存在がいるからこそ、プロレスは見ていて面白いんだよな。
プロレス独特の文化ではあるけれども、魅力の1つだと思うんだ。」
悪役とヒール役は同じような意味
悪役とヒール役はどちらも悪に徹している存在であり、その点では意味は同じです。
したがって、あとはどういうときに使われるか?という部分での違いになります。
悪役は主に芝居において使われるので、テレビ番組や映画、舞台などですが、ヒール役は基本的にはプロレスの試合で使われることが多いです。
こういった違いを覚えておくと良いでしょう。