国家は「国境線によって区切られた領土をもとにして、主に政治を行う場としての単位のこと」。
政治を行う際の単位として、それぞれの国家が規定されています。
政府は「国家の中で実際に政治を行う組織のこと」。
国家、国民を統治して政治を行い、外国との良好な関係や国民生活の向上などを図っていく機関であると言えるのです。
「国家」の意味
国家とは、国境線によって区切られた領土をもとにして作られる政治を行う際の単位としての意味がある言葉です。
世界中には政治を行う単位がいくつもありますけど、その単位となるのが国家です。
日本とアメリカでは違う政治が行われていますが、それは日本とアメリカが異なる国家だからで、単位が違うからということになるのです。
「政府」の意味
政府とは、国家による政治を行うための組織のことです。
実際に政治を行っていくのは政治家になりますが、その政治家の合議体のことを政府と呼ぶことになります。
国家では政治が行われていますけど、実際に政治を行っているのは正確に言えば政府であり、具体的なことは政府に属する政治家によって行われているのです。
国家の中に政府があるわけです。
「国家」と「政府」の用法や用例
「国家というのは世界中に数多くある。
有名な国家は多くが知っているが、あまり知られていないマイナーな国家もある。
歴史が浅かったり、規模が大きくないという理由で多くは知らないわけだが。」
「政府に任せていても、国民の問題が解決する気がしない。
結局、政治家に頼らず、自分たちでなんとかした方がいいのではないか？」
国家よりも政府の方が馴染みがある言葉
国家と政府というのは、その意味自体も異なっていますけど、国民にとっては政府の方が身近な言葉であり、国家というものが身近に感じられる瞬間は少ないでしょう。
やはり政府が行うことによって、私たち国民が影響を受けることになりますから、政治を行う政府というのは、日常的に意識するような存在であると言えると思うのです。
