「具体的な量や範囲は定められないが、多少」という意味で、細かい定義がないので、具体的には表現できませんが、端的に言えば多少を意味する言葉です。
したがって、少しという言い方もできます。
若干というのは多少、少しとほぼ同じ意味で使われますが、具体的な定義がないので、各人によってその程度は異なると言える点が特徴的です。
「若干」の意味
若干というのは、多少とか、少しという意味で使われる言葉です。
多くはないが、すごい少ないわけではないという範囲になりますけど、具体的な範囲を決められる言葉ではないので、使う人によって範囲が異なるという、非常に曖昧な言葉であると言えます。
だから、若干を使うときには注意をしないといけないということになるのです。
「若干」の使い方
若干という言葉は、使い手によって想像している意味が異なります。
つまり、会話の中で若干という言葉を使うときには、注意をしないといけません。
数量などに関して若干という言葉で指示を出したりすることがありますが、それを具体的な数量に変換するときには、ズレが生じる可能性がありますから。
だから、ズレが生じたら困るようなときには若干という言葉を使わない、具体的な言葉で表現するという点は重要でしょう。
「若干」の例文
「今年のうちの会社の採用者数は若干名というところでしょう。
ただ、採用ページに若干名と書くと、毎年何人かは疑問に思うようですね。
実際、就活生から若干名って何名ですか?というメールが来ることがあるのです。
それに対応するのが面倒だから、若干名という表現はやめて、今年は具体的に記載しようかな?と思っています。」
若干という言葉は分かりにくい言葉である
若干という言葉は具体的な部分を考えずに、なんとなくで利用できるため、非常に便利な側面は持っています。
しかし、曖昧な表現であるため、具体的な部分が分かりにくい、認識にズレが生じる可能性があるのです。
そこは使うときには注意しないといけませんが、かなり便利な言葉のために、日常の中では使っている人は多くいるということが言えるのです。