「モラル」、「社会規範」といった意味で、倫理観という言葉は漠然とした多くが社会で生きていく中で持っておくべき考え方や視点という意味になります。
倫理それ自体はルールなどの概念に近いですが、倫理観となると考え方や視点という意味になるのです。
ただ、その内容は漠然としているため、人によってズレが生じる可能性は大いにあります。
「倫理観」の意味
倫理観というのは、人々が社会で生きていく中で守るべきとされているモラルや社会規範を意味していますが、具体的な内容は明かされないため、なんとなくの感覚で使うことが多いです。
つまり、倫理観が具体的にどんな考え方や視点を意味しているのか?は人によって多少なりとも違いがあるので、認識のズレはどうしても生じてしまうのです。
「倫理観」の使い方
倫理観という言葉は、たいていはネガティブな場面で使われることが多いです。
よくある表現としては倫理観の欠如などです。
多くが持つべき倫理観を持っていない、それが欠如していることを嘆くときに使うものです。
したがって、倫理観という言葉はポジティブな使い方をされるケースはあまりなく、問題視されるようなケースで使われることが多いとされているのです。
「倫理観」の例文
「倫理観の欠如を嘆く人がいますけど、そもそも倫理観と言われても具体的な内容がよく分からないので、何がどう問題なのか?が伝わってこないことがあります。
それに倫理は法律とは関係ありませんから、多くの人たちと違う考え方などを持っていても、それ自体が悪と断じることが一概にできるわけでもないので、そこがややこしいところです。」
「倫理観」
倫理観という言葉は、日常の中で使われることもあるものではありますけど、倫理観という言葉は定義が曖昧なので、具体的な内容が把握しづらいというところに欠点があります。
また、そもそも倫理という言葉自体が法律などとは違い、強制力がないものなので、他人と違う倫理観に関して、それが悪と断ずることは難しいとも言えるのです。