「惜しいと思いつつも、省略をすること」という意味で、割愛という言葉はできれば省略したくないのだが、何らかの理由によって省略しないといけないときに使います。
割愛という言葉の意味はなんとなく知っている人が多いかもしれませんが、惜しいと思いつつもという部分まで理解していない人がいるはずです。
そこも同時に知っておかないといけない部分です。
「割愛」の意味
割愛というのは、惜しいと思いつつも、省略をするということであり、省略はしたくないのだが、ある理由から省略をせざるを得ないというケースで使います。
その理由というのは、たいていは時間の問題です。
全部話していると時間が足りないので、仕方なく省略をしないといけないようなときに割愛という言葉を使っていくとなるのです。
「割愛」の使い方
割愛という言葉は、仕方なく省略をするというニュアンスなので、省略しても全く問題ないと言えるようなケースでは使いません。
できれば省略しない方がいいと言えるような部分を省くような際に割愛という言葉を使っていくのです。
したがって、時間などの関係で省略をしないといけない全てのケースで使えるわけではなく、省略することについて、不本意だと思えるようなシーンで使用する言葉となります。
「割愛」の例文
「本学の教育面や授業の方向性に関しての説明なのですが、時間の都合上これ以降は割愛させていただきたいと思います。
ホームページやお配りした資料にも載っていますので、そういったところから本学に関しての理解を深めていただければと思います。
本日はお忙しい中、たくさんの方々にお越しいただき、誠にありがとうございました。」
割愛は惜しいという気持ちが必要
割愛は省略という言葉に似ていますが、なんでもかんでも省くときに使える言葉ではありません。
基本的には省きたくないのだが、仕方なく省かないといけないという、惜しい気持ちがないと使えないのです。
たいていは時間が足りないという理由になることが多いですけど、そういう状況において割愛という言葉を使っていきましょう。