方策は「あることが発生する前にどうすればよいのか考えて置くこと」。

「方法」「マニュアル」」と言い換えると分かりやすいです。

対策は「あることが発生した後にどうしたらよいのかを考えること」。

「措置」「打つ手」と言い換えると分かりやすいです。

あることに関して方策は事前の予防案で対策は事後の処理案ともいえます。

方策は事前に決めておく手段や方法のことです

方策は例えば自然災害が発生する事が想定されていますので、予め、土砂災害を予防する工事や建物の耐震設計をしたりする事になります。

また、事故が起きることを想定して、考えられる事故内容に対する対策を決めてどのような事でも対応出来るようにして置いたり、製造方法もマニュアル化して作業の効率化を図ったりします。

対策は事後処理案です

対策は何かことが起きてしまった後にとる手段や方法となります。

例えば、地震や台風などの自然現象で災害が発生してしまったので、その被害状況を調べてすぐに取るべき人命救助や、事態が収まった後に復興はどのようにしたらよいか、予算はどれくらい必要なのか、どれくらい時間が掛かるものかなど事後に行うことがすべて対策となります。

健康維持のため方策を講じていたが、病気になってしまい治療の対策を練った

健康を維持するためには健康診断の実施や食事内容を栄養バランスが取れたものにしたり、定期的な運動をしてみたり、生活習慣を見直したりします。

これらは元気でいるためや病気にならないための方策といえます。

しかし、そのような努力にも拘わらず病気になってしまいましたら、どのように元の状態まで回復させるのかという対策を考えなければなりません。

方策は事前に対策は事後に行うものです

方策はあることに対応するための手段や方法のことで、例えば自然現象で発生する災害の予防策やスポーツの試合、ゲームやギャンブルの攻略法、投資のストラテジーなどあることに対する事前の対応方法といえます。

対策はことが発生した後、どうすればよいのかを考えることです。

災害対策本部とか事後対策、事故対策などと使われます。

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