「カワラナデシコ」と言う植物の別名であり、日本の女性を表現する言葉でもあります。
語源はいくつかありますが有力な説は、見た目が小さく可愛いナデシコを子どもに置き換え、撫でるように可愛がっている子から撫子という花の名前がつけられました。
さらに、外来種の撫子もあったため日本の撫子であることがわかるように「大和撫子」と呼ぶようになったと言われています。
万葉集や古今和歌集でも撫子を歌った歌や女性の比喩に使われています。
「大和撫子」の意味
大和撫子は「カワラナデシコ」の別名でもあり、日本の女性を表す言葉です。
日本人女性の美しさや奥ゆかしさ、内に秘めた強さも兼ね備えた女性を意味する言葉です。
つまり外見が美しいだけでなく、内面の美しさも大和撫子と呼ばれるためには必要とされています。
いざというときには男性に変わり家庭を守ることができる強さを持っているということです。
「大和撫子」の使い方
日本人女性を表しますが、その中でも外見の美しさや内面の美しさと強さを兼ね備えた存在を「大和撫子」と呼びます。
しかし、特に比較することや制限などはないため人それぞれの大和撫子がいることでしょう。
必ずしも万人に認められ日本人女性だけが「大和撫子」というわけではありません。
外見と内面のどちらに重きを置くかも人それぞれです。
「大和撫子」の例文
僕の気になっているあの子は可愛らしく、それでいて綺麗だ。
話し方や仕草は見ているだけで癒される。
しかし、彼女は優しいだけでなく自分の意見もハッキリと言える女性だ。
間違っていることに対してはしっかり間違っていると言い、解決にむけて真摯に向き合う。
そんな彼女は見た目だけでなく内面も素晴らしい大和撫子と言えるだろう。
「大和撫子」のまとめ
「大和撫子」は花である「カワラナデシコ」の別名であり、日本人女性を表す言葉です。
万葉集や古今和歌集でも撫子を歌った歌や女性を比喩として撫子が使われています。
外見の美しさだけでなく、内面の美しさと強さを兼ね備えた存在を「大和撫子」と言います。
「大和撫子」の基準はなく、人それぞれで大和撫子だと思う女性は異なるでしょう。
必ずしも万人が認める存在が「大和撫子」というわけではないのです。