将来は「これから訪れる比較的短い年月の事」。
「先行き」「今後」と言い換えると分かり易いです。
未来は「過去・現在に対比する概念で遠い先の事」。
「後の世」と言い換えると分かり易いです。
将来には私などの具体的な対象があり、未来には対象がありません。
英語では両方とも「future」と表現されるため分かり難くなっています。
将来は特定の人についての事これから訪れる時間や年月の事
将来は私や相あなた相手などの特定出来る対象があり、示している期間もそう遠くない事が多いのです。
自分の将来と言えばせいぜい80年程度になりますが、死んだあとの事は言わないのです。
これから先の希望や不安などを言い表す際に多用されます。
将(まさ)に来ると書きますので、確実に自分に訪れる先の事という意味になります。
未来は特定の人についてではなく、概念として使われます
未来は将来と同様に先の事を意味していますが、特定の人についての事ではなく一般的な概念として使われ、過去、現在、未来などといわれます。
かなり遠い先の事を言っているので自分に関しては関係ないともいえます。
未だに来ずと書くように自分の生きている期間よりはるかに遠い先の事ですので、例えばこの世とか人類についての話で使用されます。
将来の事は予見できても未来はどうなるかわからないものだ
自分が生きている間の先の事はある程度分かっても、未来という果てしない感じが漂う先の事など分からないという事です。
例えば自分の将来の老後についてあれこれ予想は出来ますが、遠い先の未来の事は考えません。
一般論として文明はもっと発展しているとか、人類は滅亡するのではないかとかは言っても自分とは直接関係がないのです。
将来は身近な事で未来は自分には関わりの無い話です
将来とは自分や特定の人にとっての必ず来ると予想されている時間の事で、具体的に想定される話ができます。
未来は自分とは関係のない先の事になりますので、具体性はありません。
概念としてまだ来ていない先の時間を言い、将来とは異なり特定の人についての事ではありません。