滑るは「摩擦の少ない斜面をものや人が転がらずに下り降りること」。
「滑走」と言い換えると分かりやすい。
滑らかは「平らですべすべしている状態のこと」。
「平滑」と言い換えると分かりやすい。
「滑」は漢音で「カツ、コツ」、訓読みで「すべる、なめらか、ぬめる」です。
「滑る」は「すべる」と読みます。
スキーやスケートのイメージがあり、また、雪の坂道などでの転倒事故も「滑る」ことが原因です。
「滑る・すべる」は訓読みの一つ
「滑る・すべる」は訓読みの一つです。
別の読み方では「ぬめる、なめる」もあります。
「滑る」は様々な使い方がある言葉です。
本来は「滑らかな面を抵抗なく動くこと」と言う意味になります。
雪道や雪の坂道では足元が大変に不安定となることも言います。
また、試験に落ちることも「滑る」と言い、口や手が「滑る」こともあります。
芸人がギャグを言っても受けないことを「滑る」と言うこともあります。
「滑らか」も訓読みの一つ
「滑らか・なめらか」は摩擦や抵抗の少ないすべすべした面のことを言います。
「滑らか」だから「滑る」とも言えます。
スケート場や凍結した水面、スキー場のゲレンデ、滑り台、油面などは「滑らかな面」となっていますから、静止したものや人は自然に動くことができます。
また、水上や空中でも自ら動きがあるものは「滑らか」に移動するように見えます。
「滑」の熟語や言葉とは
「滑」に関する言葉は「滑空するグライダー、飛行機の滑走路、スキーの直滑降、潤滑油、円滑に処理、滑稽な言動、摩擦の少ない平滑面、いくつも連動した滑車」などがあります。
そのほか「滑り・ぬめり」「滑子・なめこ」などがあります。
「滑雪」は中国語のスキーのこと、「滑脳症」と言う病気、滑床(なめとこ)渓谷は愛媛県にある渓谷の名前です。
「滑る」と「滑らか」とは
「滑る」は「滑」の訓読みの一つになります。
「滑らかな面や斜面をものや人などが抵抗なく動くこと」を「滑る・すべる」と言います。
スキーやスケートはもちろん、凍結した雪の路面や坂道などでは「滑る」のです。
また、「口が滑る、手が滑る」や「試験に滑る」「ギャグが滑る」などの使い方もあります。
「滑らか」も訓読みです。
ゲレンデ、スケート場、氷面、滑り台、油面などは「滑らか・なめらか」な面と言えます。