一見識は「人並外れた見識のこと、しっかりとした考えのこと」。
通常の人では持てない見識、考えなどの意味で使っていきます。
あまり有名な表現ではありません。
一家言は「その人ならではの意見や主張のこと」。
他の人では思いつかない、その人だからこそと言える、独特な意見などに対して使っていくので、そこは覚えておきましょう。
「一見識」の意味
一見識とは、人並外れた見識のこと、しっかりとした考えのことです。
優れた考えを持っているときに使うことができる言い方になります。
他人が評価するときに使用することが多いでしょう。
日常的にはあまり使われません。
知っている人は多くなく、親しみを感じづらい表現になるでしょうから、自分でもまず使わないと言えるでしょう。
「一家言」の意味
一家言とは、その人ならではの意見や主張のことです。
他の人には思いつかないような意見などに対して使っていきますが、場合によっては優れているとか、しっかりしているという意味でも捉えることができるでしょう。
だから、一見識と同じような意味と解釈することもできるはずです。
でも、一家言についても知っている人は少ないです。
「一見識」と「一家言」の用法や用例
「一見識と言える部分が見られる機会はそんなに多くない。
やはりいろいろな分野において、しっかりとした考えを普段から持っている人というのは、あまり多くないのではないか。」
「一家言のような意見は、独自性があってそれなりに面白い。
しかし、そういった意見が優れているかと言えば、そうとは言い切れないだろう。
そこは注意点になる。」
一見識と一家言はともにマイナーな表現
一見識と一家言については、意味はやや似ている部分がありますが、完全に一致しているとは言えません。
ただ、同様の場面で使っていくことができる可能性がある点は理解しておきましょう。
ともにマイナーな言い方になりますから、これらの表現を知っている人は少ないでしょう。
見聞きする機会がなかなかない言い方になります。