相・ソウは「相の呉音のこと」。

「相談」と言い換えると分かりやすい。

相・ショウは「相の漢音のこと」。

「首相」と言い換えると分かりやすい。

「漢字・相」は呉音が多く、漢音は少なくなっています。

また、特殊な読みや意味もあり漢字では異色のものに感じます。

漢音「ショウ」では「首相、宰相、相伴」などがあります。

また、「相模(サガミ)国」、「相応(フサワ)しい」「相撲(スモウ)」などの読みもあります。

「相・ソウ」は呉音読みのこと

「相・ソウ」は呉音読みです。

古くから伝わる呉音が多く現代にも伝わっている印象です。

使用例は「相談にのる、家相が悪い、人相が良くない、手相が珍しい、真相を暴く、血相を変える、世相を反映、相思相愛の仲、相関関係、相違ありません、相殺して決済、相似形、三相交流、相当の罰、面相が割れる、鬼の形相」などと使います。

「相・ショウ」は漢音読みのこと

「相・ショウ」は漢音読みのことですが、使用例は「首相、宰相、御相伴にあずかる」となります。

「相」と言う漢字の語源は「木を見る」となっていて「姿」となったと言われています。

「姿、様子、状態」などの意味では「手相、人相、家相、面相」などの外「位相、真相、様相」があります。

「相」は「段階・局面・フェーズ」と言う意味で使うこともあります。

「相」の訓読み、特殊読み

「相」の訓読みは「あい」です。

特殊読みは「さが、たすける」などです。

使用例は「仲の良い相合傘(あいあいがさ)、相性(あいしょう)抜群、相生(あいおい)、相槌(あいづち)を打つ、相席(あいせき)をお願いします、病院の相部屋(あいべや)、相対(あいたい)取引、武士は相身(あいみ)互い、大相撲(おおずもう)、相模(さがみ)国」などがあります。

「相・ソウ」と「相・ショウ」とは

「相・ソウ」は呉音の発音のことです。

「相談、手相、相似、真相」など多くの言葉があります。

漢音の「相・ショウ」は「首相、宰相、相伴」などがあります。

呉音に比較すると限定的になり、また、慣用的な使い方も多くある漢字です。

「相合傘(あいあいがさ)、相性(あいしょう)、相生(あいおい)、相槌(あいづち)、相席(あいせき)、相部屋(あいべや)、相対(あいたい)、相身(あいみ)、大相撲(おおずもう)、相模(さがみ)、相応しい(ふさわしい)」などがあります。

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