コンビナートは「相互に関係のある生産プラントの集合体のこと」。
「石油コンビナート」と言い換えると分かりやすい。
工業地帯は「工場の集合している広域地帯のこと」。
「工場集合地帯」と言い換えると分かりやすい。
「コンビナート」は主に石油関連のプラントが集積して、相互の合理化をしている工業地帯のことです。
「工業地帯」はその地域に生産的工場が集積した地域のことです。
「コンビナート」は連結企業集団のこと
「コンビナート」は主に「石油コンビナート」のことを指します。
原油や天然ガスは様々な製品が作られるため、相互依存の企業が一か所に集積することで効率的な生産が行えるのです。
室蘭市、袖ケ浦市、鹿島市、川崎市、四日市市、北九州市、周南市、倉敷市などが特に有名で、日本には約15か所存在します。
また、世界にも主要な「コンビナート」が数多く存在します。
「工業地帯」は工業の割合が多い場所
「工業地帯」は生産企業の割合が他の地域より多いエリアのことで、日本にはいくつかの集積地帯があります。
京浜工業地帯、中京工業地帯、阪神工業地帯、北九州工業地帯などが大規模なものになります。
規模がそれほどでもない場合は「工業地域」と言う言い方もします。
京葉工業地域、関東内陸工業地域、東海工業地域、瀬戸内海工業地域、鹿島臨海工業地域などがあります。
「コンビナート」も「工業地帯」
「コンビナート」も「工業地帯」や「工業地域」に含まれます。
大きな「コンビナート」は大きな「工業地帯」と重なりあっています。
「コンビナート」はスポット的ですが、「工業地帯や工業地域」は面となっています。
「太平洋ベルト地帯」と言う言い方もあります。
主要「工業地帯や工業地域」が連なっている様子がベルトの様に見えるからです。
「コンビナート」と「工業地帯」とは
「コンビナート」は「石油コンビナート」に代表される「互いに関連し合った企業が集積して合理的な生産を行っている場所」と言うことです。
日本には代表的な「コンビナート」が15か所あります。
「工業地帯」は生産的な工場や企業が他の地域より多くなっていることを言います。
「太平洋ベルト地帯」の様に集積した場所が連なっている場所もあります。