「内容」は、中に含まれているものです。
英語では「substance」「contents」で表されます。
「内容のない演説」は「an address of little substance」です。
「胃の内容物」は「the contents of a person’s stomach」です。
「雑誌の内容」は「the content of a magazine」です。
「中身」は、中に入っているものです。
英語では「contents」で表されます。
「瓶の中身を空にする」は「empty a bottle」です。
「この箱の中身は何ですか」は「What is in this box? 」です。
「内容」の意味
「内容」は、以下のような意味です。
①物の中身です。
容器などの中に含まれているものです。
②事物・現象を成り立たせている実質です。
特に、話・文章などに表現されている事柄です。
以下のように使います。
教育の内容を豊かにする 内容のない話 缶の上部に内容を標示している 会議の内容は以下のおとりです 報告の内容を要約する 荷物の内容をチェックする
「中身」の意味
「中身」は、以下のような意味です。
①中に入っているものです。
中に含まれているものです。
②物事の内容です。
外見ではなく実質です。
③刀剣・槍などの鞘に納める部分をいいます。
「刀身」と同じ意味です。
以下のように使います。
人間は中身が大切だ 中身の乏しい映画 中身が入っていない箱 カバンの中身を入れ替える 荷物の中身をチェックする 中身のない話
関連語
☆「実質・じつしつ」
実際に備わっている事柄です。
「物価の値上がりで実質の賃金は減った」「外見だけで実質が伴わない」のように使います。
☆substance
原義は「下に立っているもの」→「根底にあるもの」と変化しました。
名詞です。
「物質・薬物」「実質・内容・中身・真実」「要旨・趣旨・骨子」「資産・財産」という意味です。
「彼女の意見には中身がある」は「Her ideas have substance. 」です。
「あの主張には内実が伴っていない」は「Those claims lack substance. 」です。
「内容」は 中に含まれているもの、 「中身」は 中に入っているものです。
「内容」「中身」は、類語です。
「実質・じつしつ」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「中に含まれている物」です。
「内容」は、あるものの内部を満たし、その物を成立させているものをいいます。
「中身」は、単に中に入っているものをいいます。
そのため「封筒の中身は金だ」といえますが「封筒の内容は金だ」とはいえません。
不自然な言い方になります。
「内容」「中身」ともに「外見だけで内容(中身)が伴わない」のように関連語の「実質」と同様に、「実際に備わっている事柄」という意味で使われることがあります。
「中身」は「中味」とも書きます。