必備は「必ず備えないといけないこと」。
何らかの部分において、絶対に備えておく必要があると言える場面で使っていく言葉になるので、使用できる場面はやや限定的です。
完備は「完全に整っていること、備わっていること」。
必備の意味に近い部分はありますが、意味は異なっているという言い方ができるのではないかと思われます。
「必備」の意味
必備とは、必ず備えないといけないことです。
特定の備えが絶対に必要であると言えるケースで使用する言葉になりますが、こういう言い方ができる機会はそれなりにあるでしょう。
知名度はそんなに高くはないものの、知っている人はそこそこいる可能性があります。
自分で使用するケースもあると言えるのではないかと思われます。
「完備」の意味
完備とは、完全に整っていること、備わっていることです。
こちらは実際に備わっていると言えるケースで使うので、必備の意味に似ているものの、意味において、違いと言える箇所は一応あると言えるはずです。
また、基本的には完備の方が知名度は高いと評価できるので、ここは大きなポイントになりますし、覚えておきましょう。
「必備」と「完備」の用法や用例
「毎日の暮らしの中では、必備と言える部分が少なからずある。
そういったところについては、ちゃんと意識しておかないといけないと言えると思うんだよ。」
「床暖房が完備の住宅というのは、かなり魅力的に感じられる。
冬になると、こういった設備は絶対に必要であると言えるから、かなり重要なポイントになると言えるだろう。」
必備と完備は意味はそこそこ近い
必備と完備は意味はそこそこ近いと言えるのではないかと思われます。
似ていると言える部分はちゃんとあります。
でも、全く同じ意味ではないので、そこは認識しておきましょう。
また、完備と比べて、必備という表現はそんなに有名ではありません。
知名度においてはそこそこ区別がしやすいので、ここはきちんと頭に入れておきましょう。