「やはり」は、「以前と変わらず」という意味です。
英語では「still」で表されます。
「彼女はやはり今でも美しい」は「She is as beautiful as ever. 」です。
「ごみごみしていてもやはりこの町が好き」は「This town is squalid, but I love it none the less. 」です。
「相変わらず」は、「いつも通り」という意味です。
英語では「as before」「as ever」「as usual」「as always」で表されます。
「以前と同様に」という意味の場合「as before」を使います。
「いつもと変わらず」という意味の場合「as ever」「as usual」「as always」です。
「父の症状は相変わらずだ」は「My father’s condition remains the same. 」です。
「彼は相変わらず不機嫌な顔をしていた」は「He looked as sullen as ever. 」です。
「依然として」は、変化のないことです。
英語では以下のように表されます。
「彼は依然として若いころからの朝の散歩を欠かさない」は「He takes a walk every morning just as he has done since he was young. 」です。
「あの子は依然として病弱だ」は「The child is as sickly as ever」です。
「やはり」の意味
「やはり」は、以下のような意味です。
1.予想や予兆が事実とぴったり一致するという気持ちを表します。
①前もって予想した通りという意味です。
「案の定」と同じ意味です。
②「以前と変わらず」という意味です。
「依然として」「今なお」と同じ意味です。
③「他と同じく」という意味です。
④「結局のところ」という意味です。
2.本来的な意見に立ち戻って発言するという気持ちを表します。
以下のように使います。
とめられてもやはりいくつもりだ 彼はやはり東京に住んでいた
「相変わらず」の意味
「相変わらず」は「依然と同様に」という意味です。
平常で、特に変化のないことです。
「いつも通り」という意味です。
以下のように使います。
私は相変わらず元気です 彼は相変わらず東京に住んでいた 相変わらず怠惰な生活だ
☆関連語
「なおも」は、前の状態に付け加えて進めるさまをいいます。
「なおも雪が降り続く」のように使います。
「依然として」の意味
「依然として」は、変化のないことです。
「依然」は、もとのままであるさまです。
前の通りであるさまです。
以下のように使います。
核の脅威は依然としてある 彼は依然として東京に住んでいた 依然として治らない
☆関連語
「やっぱり」は、「やはり」のくだけたい方です。
「やっぱり僕が行くよ」のように使います。
「なおかつ」は、障害に逆らって続けるさまです。
「止められてもなおかつやめない」のように使います。
「速くてなおかつ正確な仕事」のように「その上さらに」の意味もあります。
「やはり」は 「以前と変わらず」という意味、「相変わらず」は 「いつも通り」という意味、「依然として」は 変化のないことです。
「やはり」「相変わらず」「依然として」は、類語です。
「やっぱり」「なおかつ」「なおも」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「前の状態とかわらずに続けることを表す語」です。
「やはり」は、予想や期待とおり、現在が過去と変わっていないことを表します。
「相変わらず」は、予想や期待に反して、現在が過去と変わっていないことを表します。
「依然として」は、変化のない状態に焦点を当てた語です。
そこには話し手の期待は直接入っていません。