ジュラ紀は「中生代に属し三畳紀の次の地質時代で恐竜の出現期のこと。」
「恐竜出現」と言い換えると分かりやすい。
白亜紀は「中生代に属しジュラ紀の次の地質時代で末期には恐竜が絶滅した時代のこと」。
「恐竜絶滅」と言い換えると分かりやすい。
「三畳紀、ジュラ紀、白亜紀」は「中生代」と呼ばれています。
約2億5000万年から6600万年も前の地質時代のことです。
「ジュラ紀」は大型生物時代の始まり
「ジュラ紀」の名前はヨーロッパのジュラ山脈にある石灰岩地層に由来しています。
前の時代の「三畳紀末期」に起きた火山の大爆発が原因となった生物の大量絶滅により生き残った生物が主役になります。
火山爆発により大気組成が変化し、CO2の濃度が上がったことで生物の大型化が始まるのです。
その結果、大型恐竜や大型シダ類などが出現しました。
「白亜紀」は「ジュラ紀」に続く地質時代のこと
「白亜紀」は恐竜の全盛となった時代であり、絶滅した時代でもあるのです。
大きな流れでは「中生代」の末期で「新生代」に引き継ぐ時代でもあったのです。
裸子植物から被子植物への移行、パンゲア大陸の分裂、恐竜の繁栄などが特徴の時代ですが、末期には隕石の衝突と気候が大変動し恐竜は絶滅したとされます。
絶滅した恐竜に替わり生き残った鳥類や哺乳類が進化を始めることになります。
「ジュラ紀」と「白亜紀」は間違い易い
「ジュラ紀」と「白亜紀」は「三畳紀」とともに「中生代」と呼ばれています。
生物の大量絶滅や大型生物の出現、また、恐竜の絶滅と変化が激しい時代でもありました。
特に恐竜が生きた時代として「ジュラ紀」と「白亜紀」は似ているのです。
SF映画の「ジュラシックパーク」では現代に蘇った恐竜たちが放し飼いになっている島がテーマになっています。
「ジュラ紀」と「白亜紀」とは
「ジュラ紀」は中生代の真ん中の時代で「三畳紀」の生物大絶滅を生き抜いた恐竜の先祖が大気組成の変化により大型化した時代です。
続く「白亜紀」とともに恐竜の時代が全盛を迎えます。
しかし、「白亜紀」の末期に起きた、メキシコの隕石衝突により恐竜は全滅をしたのです。
替わって生き残った鳥類や小型哺乳類が進化を始めます。