金赤は「赤と黄色が同量に近く入った色のこと。」
「赤黄色」と言い換えると分かりやすい。
朱は「金赤に青が少し入った色のこと」。
「鳥居色」と言い換えると分かりやすい。
「金赤」は「濃いオレンジ色」と言えます。
色としても比較的良く使われていて、見かけることも多いものです。
「朱」は神社の鳥居に使われている色のことです。
「金赤」は基本的にM100Y100の色
「金赤」は基本的にM100Y100の色で大変に鮮やかな印象がある色です。
「金」と言う文字があるのは、金属光沢の「ブロンズ現象」があるためと言われています。
また、「金赤」の範囲は一定ではなく印刷時には「朱」や「朱に近い色」も言うことがあり、注意が必要です。
また、「赤金」と言う言葉に似ていて紛らわしいのですが「赤金」は「青金」に対する言葉で「金色」の色目の違いを言う言葉です。
「朱」は黄色味のある赤系の色のこと
「朱」は黄色味のある赤のことを言いますから、「金赤」より「オレンジ」に近い色となります。
神社の鳥居に良く使われています。
「朱」には「朱に交われば赤くなる」「朱鷺」「朱印状」「朱印船」「朱墨」「朱雀」などの言葉があります。
「朱」は古代から使われ「ミイラの防腐剤としても使われていたようです。
また、江戸時代の貨幣単位で1両の16分の1のことを「一朱銀」としていました。
「金赤」と「朱」は混同しやすい色
「金赤」と「朱」は混同しやすい色と言えます。
「赤」と「黄」の割合で「朱、紅色、緋色、柿色、ニンジン色、金茶」などの色になり皆似た色となるからです。
「金赤」は黄色と赤をほぼ同じ割合で混ぜた色で分かりやすいのですが「朱」は人や印刷会社により幅がある色と言えるのです。
「朱」は元々、硫化水銀の赤い顔料の色でした。
「金赤」と「朱」とは
「金赤」と「朱」は赤系統の色の仲間です。
「金赤」はM90~100%Y100%の鮮やかな色です。
「朱」は濃いオレンジ色に近く、神社の赤い鳥居に良く使われています。
「朱」などの赤系の色は「金赤」以外、幅があると思われます。
そのため「金赤」は「朱」は非常に近い色となり、「金赤と朱」は人や印刷会社により主観が入り紛らわしい色となります。