虹は「雨上がりに太陽の反対側に発生する虹色の輪状の現象のこと。」
「虹色の輪」と言い換えると分かりやすい。
彩雲は「薄い雲が虹色に発色する現象のこと」。
「虹色の雲」と言い換えると分かりやすい。
「虹」は水蒸気が太陽光を受けてリング状になる現象です。
光の屈折により七色に発行するもので普通は半円しか見えません。
「彩雲」は雲の水蒸気で起きる同じ現象のことです。
「虹」は雨上がりの大気に太陽光があたり見える現象
「虹」は雨上がりの大気中にまだ水蒸気が残っているため、その水蒸気に太陽光が当たり、光の屈折が起きるものです。
必ず太陽を背にした位置でしか見ることが出来ません。
また、本来の全体像は環形になっているはずですが、半円以下しか見ることが出来ません。
水蒸気を前面に太陽光を背景にした場合に見ることが出来るもので、大きな滝つぼでも見ることが出来ます。
「彩雲」は薄い雲の水蒸気に太陽光が当たり、起きる現象
「彩雲」は太陽の近くを通過する弱い雲、太陽光が通過できるような雲に発生します。
昔から「瑞雲、紫雲」などと呼ばれています。
巻雲など高い空に現れる雲で見ることが出来ます。
冷やされた水滴や氷の粒に太陽光が当たり、虹色に見えるものです。
雲の形に現れるもので形は不規則になり変化をします。
虹の様に空中には現れません。
「虹」や「彩雲」が七色に見える理由
「虹」は七色、「彩雲」も七色や2~4色の場合もあります。
なぜ綺麗な色が出るのかと言う理由は光の屈折により、プリズムのように可視光が分解されて見えるからです。
「虹」は下側が紫、真ん中が空色、上側が赤などに分解されて見えます。
「彩雲」も虹色ですが、雲の形に左右されるものです。
太陽の回りに円形に現れるものもあり、ハロとか白虹などとも呼ばれます。
「虹」と「彩雲」とは
「虹」は太陽を背に前方にある水蒸気を含んだ大気に太陽光が当たり、水滴により光が屈折してプリズムの様になり七色に発色します。
半円のことが多いのですが、原理的には丸い環形となります。
太陽光と水蒸気のある所では位置により見られるものです。
「彩雲」も同じ原理で高層の雲に見られる現象で、昔より「瑞雲、紫雲」と呼ばれ縁起の良いものとされます。