持論は「ある事柄について自分なりの考えを持つこと」。
「私見」と言い換えると分かりやすい。
主張は「ある事柄について自分の持つ意見を積極的に話すこと」。
「意見」と言い換えると分かりやすい。
「持論」は他人の意見に左右されない自分の独自の考えで、心に留めているものですが、「主張」は「持論」を積極的に表に出すことです。
「持論」は独自の考えで心に留めておくもの
「持論」は様々な事柄について、いつも考えている自分なりの意見のことですが、普通は表には出さないものです。
人から問われることや、主張する場があれば表に出てくるのです。
私見や感想などは誰にでもあることで、特に、強く思うことが「持論」となるのかも知れません。
「思うところ、お考え、お気持」などを問われて、初めて外部に出るものです。
「主張」は外部に向けて話す「持論」のこと
自分の「主義、信条、意見」などの「持論」は表に向かって発信することで「主張」となります。
ものごとに関してそれぞれの人が自分の感じ方、考え方を持っているので意見はバラバラとなり、「主張」も置かれている立場や思想、宗教などの影響を受け、様々になります。
しかし、大別すると賛成派か反対派かになると思われます。
「持論」があるから「主張」が出来る
ある事柄について、「主張」しても良いと言われたら、日ごろ考えていた「持論」を展開することになります。
そのためにはいつも様々なことについて自分なりの考えを持つことが大切です。
思想的には保守的か革新的かの区別があり、「持論」や「主張」もそれに沿った内容にならざるを得ません。
議員の人は所属政党の方針に沿わない「主張」は原則できませんから、独自の「持論」は政治的に影響を受けてしまいます。
「持論」と「主張」とは
「持論」は常日頃から考え自分なりの意見にまとめたものになります。
求められれば「主張」と言う形で公にすることが出来ます。
「あの人はあのような考えをしているのだ」と言うことが分かります。
人の「主張」は保守的、右より、革新的、左よりなどの傾向があり、意見も賛成、反対などに大別されます。
純粋な「持論」と言うものはあまりないように思われます。