定本は「標準となる本のこと」。
事前に校訂などをきちんと実施したうえで、信頼できる形にした本という意味になります。
あまり有名な言い方ではないです。
原本は「写す、訳す前の元々の書物のこと」。
定本とは意味が異なっている状況であると言えるでしょう。
でも、原本の方が知名度は高いという言い方ができると思われるのです。
「定本」の意味
定本とは、標準となる本のことです。
基本的には校訂などがしっかりと行われているので、内容的に信頼できる状況である本という意味で使っていく表現になります。
こういう本は多く存在しているはずですが、知名度はあまり高くないので、言葉としては知っている人はそんなに多くないです。
実際に日常生活ではほぼ使われません。
「原本」の意味
原本とは、写す、訳す前の元々の書物のことです。
標準となる本という言い方もできるとは思われますが、意味合いは定本とはちょっと違っていると言えるでしょう。
でも、原本の知名度はそれなりに高いと思われます。
だから、この表現は多くが知っているはずですし、たまに普段の生活の中で使われる可能性があると思われるのです。
「定本」と「原本」の用法や用例
「これは校訂をきちんと実施しており、問題ない内容と言える状態だろう。
したがって、定本という言い方をしてもいいのではないかと思うんだよね。」
「訳す前の原本であえて読みたいという人もいる。
言葉に関しては、理解しづらい部分があるとしても、オリジナルのものに価値を見出す人は世の中ではそれなりに多くいるんだよ。」
定本と原本は意味で区別ができる
定本と原本は表記としてはそこそこ似ており、同じような意味と思われるかもしれませんが、実際は意味で区別ができると言えます。
こういった部分において、きちんと違いが存在しているのです。
また、原本はそれなりにメジャーな言い方になるものの、定本という言い方はあまり知られていないため、そこも差と言える箇所になるのです。