機運は、時のめぐりあわせや、物事をなすのによいとされる機会・時機のことを言います。
気運は、物事がある方向に向かっている状況や、情勢等のなりゆきのことを言います。
機運の「機」は、好機の「機」だから、「機会や時機」をあらわすもの、気運の「気」は雰囲気の「気」だから、「状況や傾向・なりゆき」等をあらわすもの、と考えるとわかりやすいと思います。
「機運」の意味
機運は、時のめぐりあわせや、物事をなすのによいとされる機会・時機のことを言います。
気運は、物事がある方向に向かっている状況や、情勢等のなりゆきのこと、つまり「大気のように流れゆくもの」を指すのに対し、機運は、「今が〇〇する時だ!」と、明確に「ある特定の時機」のことを指している言葉だと言えるでしょう。
「気運」の意味
気運は、物事がある方向に向かっている状態・傾向のことを言います。
気運の「気」は「雰囲気」「大気」の「気」です。
気運は、何かに裏付けられてある方向に向かっているというより、大気が流れるように、時代や風潮が「そういう流れ」になっている、と考えるとよいと思われます。
時代の波・流行等と似た要素があると言えるでしょう。
「機運」と「気運」の用法や用例
「機運」の用法・用例
・機運が熟する
・機運に乗ずる
「好機」(よい機会・時機)であること、めぐりあわせが良いこと等が「機運」の言葉に込められています。
「気運」
・政権交代の気運が高まる。
・復興の気運
「雰囲気」「気持ち」がそこに乗せられています。
機運=好機、気運=雰囲気
機運と気運、それほど多く使う言葉ではないこともあり、使い分けが難しいですが、「機」と「気」それぞれの漢字に注目すると、どちらを使うかが見えてくると思います。
機運は、「好機が訪れている」「よい時機である」、ということであり、気運は、「何かをする雰囲気がある」「〇〇の流れになっている(なりゆき)」、ということです。