街道は「昔の国と国を結ぶ主要道路のこと」。
「主要道路」と言い換えると分かりやすい。
海道は「海沿いの道のこと、昔の行政区分のこと」。
「東海道」と言い換えると分かりやすい。
「街道」は昔の言い方ですが、国と国、街と街、神社と神社などを結ぶ主要な道のことを言いました。
「海道」は「海沿いの道、街道」などの意味の他に「昔の行政区分」にも使われていました。
「街道」は主要道路のこと
「街道」は、昔は国と国などの連絡路として整備されてきた道のことを言い、「~街道」と名付けられていました。
京都を起点とした「西国街道」は後の「山陽道」のことで大阪や神戸を通り、遠く九州迄延びた当時の主要道路でした。
「街道」は今に昔の名残を残すものなのです。
明治以降に開けた北海道を除く全国に数多くの「~街道」は存在しています。
「海道」は行政地域のこと
「海道」は「海沿いの道、街道」の意味もありますが、「昔の行政地域区分」に使われていたものです。
飛鳥時代に律令制が行われ、「五畿七道」と呼ばれた「畿内五国、東海道、山陽道、山陰道、西海道、南海道、東山道、北陸道」などに日本は分けられました。
「北海道」は明治になり付けられたもので、従来の「五畿七道」から「五畿八道」となりました。
「街道」と「海道」は同じこと
「街道」は近世になり使われたと思われ、それ以前は「海道」であったということです。
従って古代の「海道」は近世の「街道」のことであり、律令制度に敷かれた「その周辺地域、行政区分」のことでもあったのです。
島国である日本は山国でもあり、主要道路は「海沿いの道」にならざるを得なかったと思われます。
「海」が使われた理由はその辺にあったかも知れません。
「街道」と「海道」とは
「海道」が先に有り「街道」は後になります。
意味は同じですが、昔の「海道」は「海沿いの道、街道」の意味の他に「律令制の行政区分」でもありました。
「五畿七道」と呼ばれた「畿内五国、東海道、山陽道、山陰道、西海道、南海道、東山道、北陸道」などに日本は分けられ他のです。
「北海道」だけは明治になり付けられた名前で、現在も名前が残っています。