心配は「結果がどうなるのか見極めるために心に留めておくこと」。
「気遣い」「憂慮」と言い換えると分かりやすい。
不安は「悪い結果になるのではと心が不安定になること」。
「危惧」「懸念」と言い換えると分かりやすい。
気がかりは「結果を気に掛けること」。
「関心」と言い換えると分かりやすい。
多くの場合、結果を悪く予想しています。
「心配」は結果が悪いことになるのではと心に気に留めておくこと。
「心配」は心に、あることを留めておくことで、結果が悪くなる可能性を推定して気に掛けることです。
「心配事があるのなら相談してください」「子供がそんなに心配ならば一緒についていったらよい」「親に心配を掛けてはいけない」「大変にご心配を御掛けしまして申し訳ありません」「心配で心配でしょうがない」などと使います。
「不安」は結果が悪くなるのではないかと心が不安定になることです。
「不安」は「心が安からず」と言う意味ですから、悪くなる可能性がある結果について心配し、そのため気持ちが不安定になることです。
たとえば「結果が良くないのではと不安になります」「不安に駆られて現地に赴いた」「いつも子供の外での行動は不安が一杯です」「なんだか次第に不安が強くなってきた」「不安が的中しなければよいが」などと使います。
「気がかり」は心配で気になることです。
「気がかり」は「心配事」のことで、何時もそのことを心に気にかけている状態のことです。
たとえば「また、病気が再発しないか気がかりだ」「気がかりなことは息子が一人で生活していることだ」「もし気がかりなことがあったら早く確認しましょう」「あれも気がかり、これも気がかりと気が休まるときがありません」などと使います。
良くない結果が予想されるので「心配」「不安」「きがかり」となります。
「心配」「不安」「きがかり」とも良い結果が容易に予想されれば起きません。
良くない不幸な結果が待っているのではないかと言うことが心に浮かび、心配、不安、気がかりとなるのです。
子供のこと、病気のこと、老後の生活のこと、住まいのことなど悩みにまつわる感情となります。
結果を知ることが出来るのであればすればよいのですが、ほとんどの場合、出来ないのでそのような気持ちになるのです。