健常は「心身の状態などに関して、普通であると言えること」。
世間一般の基準において、普通と言える心身の人に対して使う言葉になります。
たまに見聞きします。
正常は「普通であること、変わった部分がないこと」。
いつも通りといった意味で使うことができます。
健常の意味にやや似ている部分はありますが、正常の方が使用頻度は高いでしょう。
「健常」の意味
健常とは、心身の状態などに関して、普通であると言えることです。
いつも通りと言えるケースで使う言葉になりますけど、あくまでも心身の部分を対象にしていくので、そこは大きなポイントになるでしょう。
つまり、使用できる場面は限定的であると言えるのです。
知っている人はそれなりに多いですが、頻繁には使用されません。
「正常」の意味
正常とは、普通であること、変わった部分がないことです。
意味としては健常に近い状況であり、そこは知っておく必要があります。
しかし、正常はかなり幅広く使用できる言い方になるので、そこに関しても知っておく必要があるでしょう。
健常と比べると、使用頻度は高くなりますし、そこは大きなポイントであると評価できるのです。
「健常」と「正常」の用法や用例
「心身ともに健常であるのが理想だが、ときにはそうはならないこともある。
特に心の面においては人間は不安定な面も持っているだろうし、落ち込んだりすることもあるのではないか。」
「今日も正常な状況であり、特に問題はなさそうな雰囲気だな。
明日もそれ以降も、同じような状況であってくれると、非常に有難いと言えるのだが。」
健常と正常は意味では区別しづらい
健常と正常に関しては意味は割と近いです。
したがって、そういった部分では区別しづらいと言えるでしょう。
ただ、完全に同じ意味ではないので、そこは知っておく必要がありますが。
また、基本的には正常の方が使われやすい言い方になります。
そういった点についても同時に理解しておいた方がいいと言えるのではないかと思われます。