軍国主義は「戦争を重視した外交政策のこと、戦争をする前提で国家を整備すること」。
外交の手段、国を豊かにする手段が戦争であるケースで使われやすい表現になります。
武断政治は「武力を背景にした政治のやり方のこと」。
ただ、実際は江戸時代初期の政治のやり方を指して使われることが多いでしょう。
そこはポイントであると言えます。
「軍国主義」の意味
軍国主義とは、戦争を重視した外交政策のこと、戦争をする前提で国家を整備することです。
こういった国の姿勢を表した言葉であると言えます。
現代では軍国主義はあまり見られないものの、かつてはいろいろな国において存在したと言えるでしょう。
したがって、現在においては馴染みは感じづらい表現です。
でも、言葉としては有名です。
「武断政治」の意味
武断政治とは、武力を背景にした政治のやり方のことです。
意味は軍国主義に似ている部分もありますけど、意味は同じとは言えません。
武断政治という言葉は主に江戸時代初期において使われる表現であり、特定の時期に対して使用する傾向があります。
だから、今の政治においてはほぼ使用されない言い方になるので、そこは理解しておきましょう。
「軍国主義」と「武断政治」の用法や用例
「以前は軍国主義の国が世界中にそこそこあったと言えるだろう。
実際、過去には戦争がよく起きていた時代もあるからね。
ただ、現代ではそういう雰囲気はそこまで感じられない。」
「江戸時代の初期には武断政治と呼ばれる状況があった。
現代ではそういう側面はほぼ見られないけど、過去にはそういう状況もあったと言えるわけだ。」
軍国主義と武断政治は意味で区別ができる
軍国主義と武断政治に関しては意味は同じとは言えません。
しかし、少なからず似ている部分はあると言えるでしょう。
でも、両者は使用する状況には大きな違いがあります。
軍国主義は今の時代に対して使えなくはないものの、武断政治は基本的には江戸時代に関して使われやすい表現になるので、そこは知っておいてほしいと言えます。