実状は「実際の状態や事情のこと」。
こういう意味で使うことができる表現なので、普段の生活において使用しやすい面があると評価できるはずです。
実情は「実際の事情のこと」。
つまり、特定の人が抱えている実際の事情という意味で使用していきます。
実際の事情と他の人たちが想像している事情が異なっているような場面で使うことが多いです。
「実状」の意味
実状とは、実際の状態や事情のことです。
意味それ自体は理解しやすいと思われますが、実状という言葉はそんなに有名ではありません。
したがって、日常生活において見聞きする機会はそんなに多くないと思われるのです。
だから、そこはポイントでしょう。
でも、使うことができる場面はそこそこありますから、そこに関しては理解しておいてほしいです。
「実情」の意味
実情とは、実際の事情のことです。
実際の事情を意味する場面で使っていく表現になりますから、実際の事情と他人が思っている事情などに差があるケースで使われることが多いと言えるでしょう。
それなりにメジャーな言い方になりますから、知っている人はそれなりに多いはずです。
自分でも使ったことがある人は結構いると思われます。
「実状」と「実情」の用法や用例
「これだけ雨が降っていると、グラウンドの状態はあまりよくないと思われる。
ただ、直接確認したわけではないから、実状がどんな感じかというのは分からないわけだが。」
「周りから確認できる状況とその人が抱えている実情が全く同じとは限らない。
他人からは見えない事情を抱えているケースは割とあると思えてくるんだよな。」
実状と実情は意味で区別がしづらい
実状と実情は意味は全く同じではないですけど、それなりに似ている状況と言えます。
明らかな違いを見出すことは厳しいので、そういった点について知っておくといいです。
ただ、使用頻度に関してはそれなりに差があると評価できます。
基本的には実情の方が恐らく有名です。
したがって、こっちが使われる機会の方が多いでしょう。