一般は「例外や区別なしの平凡な状態のこと」。
「一通り」「普通」「大方」「通例」「概して」と言い換えると分かりやすいです。
全般は「部分的な要素や例外も集めた全体や一つの纏まりのこと」。
「全体」「総体」「すべて』と言い換えると分かりやすいです。
一般は普通のことです
一般は常識で考えて原則的なことや通例的なことで、「一般的」「一般常識」「一般には」」という言い方で使用されることが多いです。
例外を言うのではなく例外も含めた全体を言い、個人的な考えを「一般論では」などと言ってぼかすために使われることもあります。
全般は部分的に成り立っていることや例外を含めた全体のことです
全般は物事を説明するにあたり、要素に当たるすべての事柄を網羅した全体像の事で、「全般的には」「物事全般を考えると」「一部分だけではなく全般を見なければ判断できない」などと使用されています。
物事の一部は他の一部に影響を与えているので全体としてみなければならないのです。
全般は一般的な部分や例外の集合体です
全般的に物事を判断するためには、一般的な考え方で表される事柄や常識を集める必要があります。
全体を見ることで正しい判断ができるのです。
例えば、メリットだけが示されてもデメリットについて言及がなければ正しい判断はできませんし、どのようなリスクを持っているのか分かりません。
物事の判断には一般的な要素や例外を集めて全体的に考えることが大事です
物事の判断方法は一部の要素だけでは間違うことが考えられますので、なるべくいろいろな要素を集めて全体像を掴むことが必要です。
ある観光名所を説明するのに一般的なアクセス、名産品、見どころなどだけではなく、オフシーズン、混雑状況などマイナスの要素についても説明が必要で、全般的にその観光名所が自分に合ったものかどうかを判断できます。