「守り」は、神仏の加護です。
英語では「providence」で表されます。
「守り刀」は「a sord for self-defense」です。
「守り神」は「a guardian deity」です。
「守り札」は「a talisman」です。
「天恵」は、天が人に与える恵みです。
英語では以下のように表されます。
「気候の温和なことは天恵だ」は「a mild climate is a blessing. 」です。
「この島は天恵豊かだ」は「This island is favored by natures. 」「This island is blessed with natural resources. 」
「This island is rich in natural resources. 」です。
「守り」の意味
「守り」は、以下のような意味です。
①まもることです。
番をすることです。
「守護」「警護」「守備」と同じ意味です。
万葉集(18)に「御門の守り」とあります。
②神仏の加護です。
「守り神」と同じ意味です。
③「守り袋」「守り札」の略です。
④紋所の名前です。
「守り袋」「守り札」にかたどったものです。
以下のように使います。
神の守り 守り刀 守り神
「天恵」の意味
「天恵」は、天が人に与える恵みです。
「天の恵み」「天恩」です。
以下のように使います。
天恵に浴する 天恵豊かな地方
☆「providence」
名詞です。
「神意・神の摂理・天祐」「神」という意味です。
「天祐」は「a special providence」です。
☆blessing
名詞です。
意味は「祝福」「神の賜りもの・恩恵」「承認・賛成」です。
「この雨は農民たちにとって恵みとなろう」は「This rain will be a blessing for the farmers. 」です。
「守り」と「天恵」の関連の言葉
☆守り刀
護身用に携える短刀です。
謡曲(烏帽子折)に「このおん腰の物を守り刀にとて参らさせ給ひし」とあります。
☆「守り札」と「守り袋」
「守り札」は、神仏の霊がこもり、人を加護するという札です。
社寺から請い受けて身に帯びたり、門戸に張りつけたりするものです
「守り袋」は、守り札を入れて身に付けておく袋です。
☆天恩は、以下のような意味です。
①「天の恵み」「自然の恩恵」です。
②「天子の恩」「皇恩」「朝恩」と同じ意味です。
「守り」は 神仏の加護、「天恵」は 天が人に与える恵みです。
「加護」「冥加」「冥護・みょうご」「守り」「天恵」は、類語です。
共通する意味は「神仏の力による守護」です。
「守り」は、神仏の不思議な力による守護のことです。
「天恵」は、天の恵みです。
☆恵の漢字
字義は「めぐむ」「めぐみ」「さとい」「すなお」「美しい」「他人が自分に対しておこなった行為に冠する敬語」です。
解字では、「心+專」で構成されます。
「專・せん」の部分は「糸巻の象形」で「いちずになる」を表します。
これらにより「他に対して、いちずな心を傾ける」を表し「めぐむ」を意味します。