男系は「父由来の血筋を引き継ぐ家系のこと」。
「男系血統」と言い換えると分かりやすい。
女系は「母由来の血筋を継ぐ家系のこと」。
「母系」と言い換えると分かりやすい。
「男系」は男性が跡目相続を行っていく家系のことで、「女系」は跡目相続に女性が関係した家系のことを言います。
つまり、男子が生まれない場合に、婿を迎え生まれた男の子に跡を継がせても「女系」となるのです。
「男系」は父親由来のみの人による系統のこと
「男系」と言われるのは、先祖からの血筋が父に由来していることを言います。
代々、血筋を持つ男性により跡目を相続してきた家系のことです。
日本の場合、封建時代から「嫡子」は「長男」と決まっていました。
もし、男性が生まれない場合は婿を取り、継承をしてきたのですが、その子が男子であろうと女子であろうと血筋は母方なので「女系」となります。
つまり「母」から先祖の血筋を継承している訳です。
「女系」は母由来の血筋のこと
「女系」は先祖から引き継いでいる血筋が、女性の介在で継続していることを言います。
先祖からの血筋をどちらの性が引き継いでいるかで「男系、女系」が決まります。
すべて「男系」と言える家系は非常に少ないと言われますし、世界の情勢も男女平等になっていることから、「男系、女系」にこだわる理由が希薄となっています。
分かりづらい「男系、女系」
世の中には「男系男子」「男系女子」「女系男子」「女系女子」の4通りの人がいます。
ある人がどの区分になるのかは、「血筋」によるのです。
血筋を父由来で引き継いでいれば「男系」となり、母が引き継いだ場合はその子どもCは「女系」となります。
同時に、A家と婚姻をしたB家から見るとCはB家の血筋も引き継いでいる訳です。
「男系」と「女系」とは
「男系」は先祖からの血筋が父由来の人のみにより引き継がれていることです。
「女系」は先祖からの血筋が「男系」が途絶えた場合、母由来の人により引き継がれていることです。
天皇も古代には女性天皇が存在した事実はあるのですが、すべての天皇が父方由来で血筋を継承してきたことは事実なのです。
母方由来の女系天皇は皆無となっています。
これを「男子一系」と呼んでいます。