「友情出演」と「特別出演」の違い・意味と使い方・使い分け

友情出演は、「友人が、自分が出演している番組に出演してくれること」。

つまり、職が違うまたは同じ芸能人とプライベートで仲が良い人が出演してくれることです。

特別出演は、「尊敬している人が、自分が出演している番組にサプライズ出演をしてくれること」。

両者の違いは、番組に出演してくれる人が、友人か尊敬している人かの違いです。

「友情出演」は、友人が、自分が出演している番組に出演してくれること

例えば、自分がバラエティ番組に出演していると仮定する。

その番組に、レギュラーではない自分の友人が、出演してくれることです。

仲が良いので自分の恥ずかしい話や過去に出演した番組の裏話などをしてもらい、番組を盛り上げてくれます。

また、友人なので芸人のボケと突っ込みに近い感じの会話をするので、それが視聴者の笑いを誘います。

例えば、自分が歌番組に出演していると仮定する。

自分が尊敬している人の歌を歌っている時に、本物が途中で歌いながら登場してくれることです。

自分は、本人が現れたことによる驚きと、自分が歌うのと本物が歌うのでは完成度が違うことへの恥ずかしさを感じながら最後まで一緒に歌います。

歌が終わると尊敬している人からのコメントをもらい自分は感激します。

「友情出演」の定義は、一般的な意味であり、現代では、様々な形で解釈をされ「友情出演」という言葉が使用されています。

例えば、それぞれの事務所の看板である俳優たちの共演、違う事務所に所属しているアイドルグループが同じ番組に出演する、ドラマや映画で本人が知らないところでさりげなく出演しているなど「友情出演」の意味が良い意味で拡大しています。

先ほど例に出した「特別出演」が最もよくあるパターンです。

現代では、「特別出演」という定義も拡大しています。

例えば、ドラマや映画の役者が外科医の設定だと仮定します。

この場合、役者が手術シーンを行うのが難しいこともあります。

だから、手術シーンは役者の顔を写さないで本物の外科医が行っている場合があります。

また、過激なアクションシーンは、練習を重ねたスタントマンが行うこともあります。

これらの例のように、特別な技術が必要なシーンで出演してもらう専門家を「特別出演」ということがあります。