聞き手は「人の話などを聞いている側の人のこと」。
つまり、話し手と区別するための言葉です。
人の話以外にも使うことはできますが、何らかの話を聞いているシーンで使われやすい言葉です。
聴衆は「演説や音楽を聴いている人たちのこと」。
聞き手に意味は近いですが、演説や音楽という点はポイントになります。
多少なりとも具体的な意味を持っているのです。
「聞き手」の意味
聞き手とは、人の話などを聞いている側の人のことです。
話をしている側ではなく、話を聞いている側という意味の言葉になります。
したがって、聞き手はいろいろなシーンで見られるものです。
ただ、その都度聞き手という表現を使うわけではないので、実際にこういった言葉を耳にする機会はそこまで多くないと言えると思われます。
「聴衆」の意味
聴衆とは、演説や音楽を聴いている人たちのことです。
意味は聞き手にかなり近い状況であると評価できるでしょう。
ただ、聴衆の場合には演説や音楽となっているので、シーンが限定されると言えると思われるのです。
したがって、全く同じ意味ではないと言えます。
でも、使用頻度に関しては、聞き手とあまり変わらないのではないかと思われるのです。
「聞き手」と「聴衆」の用法や用例
「聞き手に関しては、話し手が気持ちよく話すことができるような態度をとっていくことが望ましい。
例えば、適度にうなずくなどの部分は非常に重要であると言えるだろう。」
「聴衆が静かだと演奏をしている人たちにとっては快適だろうな。
演奏することに集中できるし、みんながちゃんと聴いてくれているという実感も持てるし。」
聞き手と聴衆はだいたい同じ意味の言葉
聞き手と聴衆についてはどちらも聞いている側という意味で使っていく言葉になります。
聞き手は主に人の話、聴衆は主に演説や音楽などに対して使っていくことになるので、そういったところは知っておきましょう。
対象にする部分がやや異なっているものの、基本的には同じような意味と評価できるのではないかと思われるのです。