運命は「人間の意志にかかわらず、自分の身にかかわってくる吉凶禍福のこと」。
いいことも悪いことも含みますけど、自分の意志に関係ない部分によって、自分の身にに起きる出来事といった意味があります。
天命は「自分では変えることができない境遇のこと、天から授かった寿命のこと」。
運命に近い意味ではありますけど、天から授かった寿命という意味があるので、ここは特徴的です。
「運命」の意味
運命とは、人間の意志にかかわらず、自分の身にかかわってくる吉凶禍福のことです。
一般的な言葉であり、多くの場面で見ることがある表現です。
自分でこの言葉を使うケースは少ないものの、いろいろなシーンで見聞きするため、知っている人がほとんどでしょう。
運命というものが実際にあるという根拠はなかなか見いだせないと思われるものの、信じている人はどこかにいるはずです。
「天命」の意味
天命とは、自分では変えることができない境遇のこと、天から授かった寿命のことです。
自分では変えることができないという箇所があるため、ここについては運命にかなり似た表現であると言えます。
でも、天から授かった寿命という部分は明らかに運命とは違っています。
そういう意味は運命にはないので、そこで両者を見分けていくといいと言えるでしょう。
「運命」と「天命」の用法や用例
「運命というものを信じる人もいるが、そうじゃない人もいる。
運命を信じた方が幸せなのか、そうじゃないのかは分からないけどな。
ここは考え方次第と評価できるだろう。」
「人には天命というものがあるのだろうか。
そういった概念が実際に存在するとなれば、人の寿命は天によってすでに決められていることになる。
そこは非常に気になる。」
運命と天命は似ている概念
運命と天命はともに自分の意志ではどうすることもできない状況などを指す言葉です。
したがって、両者の意味はかなり似ている状況と評価できるでしょう。
しかし、天命には天から授かった寿命という意味があり、ここは運命には存在しない意味と言えるでしょう。
だから、区別できるポイントは一応存在していると評価できるのです。
