耐え忍ぶは「辛い、苦しい状況をじっとこらえること」。
辛い状況、苦しい状況であってもなんとか耐えて、我慢するようなシーンで使っていく言葉になると言えます。
持ちこたえるは「状態が悪化しないようになんとか保とうとすること」。
状態はよくないものの、これ以上悪くならないように踏みとどまろうとするときに使う言葉です。
「耐え忍ぶ」の意味
耐え忍ぶとは、辛い、苦しい状況をじっとこらえることです。
辛い、苦しい状況であっても、なんとか我慢してこらえるという意味があります。
我慢をしていれば、状況が改善する可能性もありますから。
こういうシーンは現実的にありえると評価できるでしょう。
耐え忍ぶ状況は経験している人がそれなりに多くいると思われるのです。
「持ちこたえる」の意味
持ちこたえるとは、状態が悪化しないようになんとか保とうとすることです。
現状においても望ましい状態とはいえないものの、それ以上望ましくない状態になるのを防ぐといった意味で使われます。
それなりに有名な表現なので、多くの人たちが知っているでしょう。
いろいろなシーンで見聞きする可能性があると評価できるはずです。
「耐え忍ぶ」と「持ちこたえる」の用法や用例
「今は辛い時期だと思うけど、人生においてはそういう瞬間がどうしてもある。
だから、今は頑張って耐え忍ぶことを考えよう。
ここを乗り越えることができれば、楽しい毎日が待っているかもしれないのだから。」
「成績がどんどん下がっていったが、今はなんとか持ちこたえている状態だ。
これ以上下がらないように、必死で頑張らないといけないな。」
耐え忍ぶと持ちこたえるはやや意味が似ている
耐え忍ぶは辛い、苦しい状況をなんとか我慢する、耐えるという意味ですが、持ちこたえるは状態がこれ以上悪くならないように頑張るという意味で使われる言葉になります。
したがって、両者は全く同じ意味ではないものの、似ている表現であると評価できるでしょう。
区別できる部分は非常に微妙であり、違いを見出しづらいと感じる言葉になるはずです。