眼は「ものを見る器官のこと」。
「眼球」と言い換えると分かりやすい。
眠は「眠ること」。
「睡眠」と言い換えると分かりやすい。
「眼」も「眠」も「目偏」で旁も似たような形をしているため、紛らわしい漢字になります。
間違えることは少ないと思われますが、字面は大変に似ています。
「眼圧・千里眼・眼底検査」、「安眠・睡眠・永眠」などと使います。
「眼」は「目」のこと
「眼」は「目」と同じですが、「眼球」「医学用語」の意味が強い言葉です。
「眼科は女医が多い・眼球は水晶体・眼下の景色・眼光鋭く・魚眼レンズ・検眼・肉眼で見る・子供の近眼・老眼鏡・主眼となる・着眼点が良い」などと使います。
その他「眼鏡・眼力・眼帯・眼底検査・千里眼・複眼・点眼・独眼竜・裸眼・開眼・洗眼」などと使います。
「眠」は眠ること
「眠」は眠ることに尽きます。
「受験日のため睡眠時間をたっぷりとる」「安眠枕が売れる」「高齢となると不眠症になる」「ただいま永眠されました」「クマなどの動物の冬眠」「春眠暁を覚えず」「午後の仮眠をとると良い」「催眠術にはかからない」「惰眠をむさぼる」「この会社は休眠状態」「突然、眠気が襲う」「安眠妨害の騒音」「不眠不休の復旧工事」などと使います。
「眼」と「目」、「眠」と「寝」の違い
「眼」は医学的用語で使います。
「眼科・眼圧・眼底・近眼・老眼」など。
また。
「眼球」の意味で「肉眼・裸眼・単眼・複眼・眼力・眼光」など。
「目」は俗に言う言葉で、見た目で分かる「目」のことです。
「目先のこと」「目から鼻に抜ける」「目上・目下」「目移り」「目くばせ」など。
「寝」との違いは「寝」は横になり眠ること、「眠」はただ眠ることを言います。
「眼」と「眠」とは
「眼」と「眠」は意味が全く異なりますが、字面が似ていることで紛らわしい漢字となります。
「眼」は「目 とは使い方が異なり、専門的医学的には「眼」と言い、俗には「目」を使います。
「眼科・眼底検査」、「目先・目じり・垂れ目」と使います。
「眠」は「眠ること」で、「睡眠・安眠・不眠」などと使います。
床に横になる「寝」と似ていますが、「眠」は「単に眠る行為」を言います。