斤は「斧のこと、重さの単位のこと、パンの塊のこと」。
「斤量」と言い換えると分かりやすい。
斥は「退けること、うかがうこと」。
「排斥」と言い換えると分かりやすい。
「斤」と「斥」は大変に似ている漢字になりますが、意味は異なります。
語源は「手斧の形」と「家を取り除く」と言うことで共通点はありません。
また、これらの文字を含む漢字がいくつかあります。
「近」「析」「訴」など。
「斤」は「手斧」
「斤」は「手斧のこと、斤量のこと、パンの一斤のこと」などの意味が有ります。
語源では「手斧の形」のことです。
「重さの単位で一斤は600g に相当する」「競馬のハンデに斤量がある」「パン一斤はひと塊のこと」「斤」を一部含む漢字があり、「近」や「折」「欣「斧」「祈」「逝」「蜥」「断」「斬」訴」「誓」「漸」「質」「暫」「薪」などがあります。
「斥」は「排除」
「斥」は「排除すること、退けること、窺う、指さす」などの意味になります。
「排斥はボイコット・除斥・斥候は敵を監視すること・指斥は指差しのこと・斥力は引力の反対」などの言葉があります。
漢字の一部に使われている例として「訴」があり「告訴・訴訟・提訴・訴状」などと使います。
他にも「蜥」「拆」「泝」などいくつかあります。
「斤」と「斥」は似た漢字
「斤」と「斥」は大変に似ていますが、語源は異なるようです。
「斤」は「柄の先に付いた斧の形」からとなり、「斥」は「家を表す雁垂れと取り除く意符」から「取り除く」となったものです。
字の成り立ちは異なるものの、字面が似ていることは偶然と思われます。
「斥」を「斤」と書き間違えることが想定される「訴」があります。
「斤」と「斥」とは
「斤」は「斧のこと、重量単位のこと、パンの塊のこと」などの意味を持ちます。
「斥」は「排除すること、退けること」と言う意味になります。
意味は全く異なりますが、3~4画の漢字としては似ているものです。
「斤」の熟語、一部使用漢字は「斤量・一斤・近・折・欣・誓・漸・質・暫・薪」などがあります。
「斥」は「排除すること、退けること」と言う意味です。