民俗は「人民の風俗、民間の習俗のこと」。

要するに、世間においてどんな習慣や風俗が存在しているのかについての言葉と言えます。

土俗は「その土地における風俗のこと」。

民俗に意味は似ていますが、土俗の場合にはその土地に限定した言葉なので、地域が限られるという点は大きなポイントになります。

そこは特に覚えておきましょう。

「民俗」の意味

民俗とは、人民の風俗、民間の習俗のことです。

世間における風俗や習慣のような意味になります。

でも、民俗に関してはそのまま使われる機会は多くありません。

たいていは民俗学という表現が使われることになり、学問としての言葉が有名と言えます。

民俗学に詳しい人は少ないでしょうけど、この言葉を知らない人はほぼいないはずです。

「土俗」の意味

土俗とは、その土地における風俗のことです。

特定の地域だけの風俗を指しているので、そこに関しては民俗とは異なった意味と言えます。

民俗はそういった特定の地域という条件はありませんから、いろいろな機会で使うことができるでしょう。

また、土俗という表現はそこまでメジャーではないので、知らない人も多くいると思われます。

「民俗」と「土俗」の用法や用例

「民俗学という学問があるけど、こういった部分を研究していると、日本における風俗や習慣などの部分が詳しく見えてくる。

かなりマニアックな学問だとは思うけどね。」

「土俗を研究すると、やはり風俗の面では地域差があることがよく分かる。

だから、いろいろな地域に実際に行くと、その部分を特に感じやすいと言えるんだよな。」

民俗と土俗はちょっと意味が異なる

民俗と土俗に関しては意味が異なっています。

表記としては似ている状況ではありますけど、土俗に関しては地域限定という言い方ができるのです。

民俗は全般的に使うことができる言葉ではあるものの、土俗についてはそういった部分はありません。

したがって、民族と土俗はそういった部分で区別をしていくといいと言えるでしょう。

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