宿舎は「泊まるための場所のこと、職員らの住居用に建てた家屋のこと」。
基本的には宿泊するための施設を指していますが、特定の職員に限定しているケースが割と多いでしょう。
宿所は「宿泊するための場所のこと」。
意味は宿舎に似ていますが、こちらは職員などが利用するための場所という意味はありません。
つまり、いろいろな人たちが利用できるところなのです。
「宿舎」の意味
宿舎とは、泊まるための場所のこと、職員らの住居用に建てた家屋のことです。
宿舎は宿泊をするための場所になりますけど、ここは誰でも泊まることができるとは言えないでしょう。
たいていの場合には、特定の職員などに限定されるため、人を選ぶ宿泊施設という言い方ができます。
だから、こういう場所を利用できる人は少ないはずです。
「宿所」の意味
宿所とは、宿泊するための場所のことです。
泊まるために利用するという意味では、宿舎と意味は変わりません。
でも、宿所の場合には不特定多数が利用できる施設という前提があり、特定の人たちだけに限っているわけではないので、そこは宿舎との違いになるでしょう。
宿舎の方が一般的には有名ですが、宿所も知っておくといいです。
「宿舎」と「宿所」の用法や用例
「ここの職員であれば、宿舎で寝泊まりができる。
したがって、仕事が遅くなったときには、自宅に帰らないという選択肢もあるわけだ。
そういった点は便利だろうな。」
「この宿所はかなり年季が入っているな。
見た目は相当ボロい。
しかし、この辺りで泊まることができる場所は他にないから、ここで妥協するしかないと言えるだろう。」
宿舎と宿所は微妙に意味が違う
宿舎と宿所はともに宿泊施設という意味で使われる言葉です。
だから、基本的には意味はそんなに変わりません。
でも、宿舎は特定の職員らだけが使用する前提のケースがありえます。
だから、人を選ぶ宿泊施設とも言えるのです。
宿所にはそういった部分は特にありませんから、そこは一応の違いになっていると評価できると思われます。