過酷は「非常に厳しくてむごいこと」。
なぜそんなことをさせるのか、できるのかと思えるような場面で使われる言葉です。
でも、自然現象などによってそういう状況が生じる場合もあります。
苛酷は「非常に厳しいこと、むごいこと」。
したがって、意味は過酷とほぼ変わりません。
表記が違うという部分以外で違いを見つけることは困難です。
「過酷」の意味
過酷とは、非常に厳しくてむごいことです。
何らかの部分が非常に厳しく感じる、むごいと感じられるシーンで使います。
過酷という言い方はかなり有名で、いろいろな場面で見たことがある人が多いはずです。
実際、人生の中には過酷な状況が多くありますから、使用するシーン自体は割と多いでしょうし、知らない間に使っていることもあると言えます。
「苛酷」の意味
苛酷とは、非常に厳しいこと、むごいことです。
厳しいという点とむごいという点がともにあるので、過酷と意味はほとんど変わりません。
表記が違うだけという言い方ができます。
苛酷という言い方の方がややマイナーと言える可能性があるので、あまり見かけない表現になるかもしれません。
そこに関しては知っておいた方がいいと思われます。
「過酷」と「苛酷」の用法や用例
「この会社の労働実態は非常に過酷だ。
入社前にこんなことを知っていたら、絶対に入っていないよ。
やっぱり会社というのは都合の悪い部分を隠しがちなんだよな。」
「苛酷な業務を経験しすぎて、今じゃそこそこ大変くらいじゃ何とも思わなくなってきたな。
やっぱり慣れというのは怖いものだ。
身体を壊さないように気を付けないといけない。」
過酷と苛酷は意味は同じと言える
過酷と苛酷に関しては、意味の違いは全くありません。
どちらも特定の状況などに関して厳しい、むごいと感じられるケースで使っていきます。
したがって、意味としてはほぼ同じであると評価できるでしょう。
表記が微妙に違っているくらいしか差がないため、区別できるポイントはかなり少なく、一緒と感じる人はかなり多いでしょう。