竜頭蛇尾は「初めは勢いが盛んで、終わりは勢いがなくなっている状況であること」。
要するに、最初はよかったのに最後は評価しづらい状態になっているときに使います。
虎頭蛇尾は「始めは勢いがあるが、終わりになるとなくなってしまう状況であること」。
虎の尾は威圧感があるものの、蛇の尾はどうしてもそういう雰囲気が感じづらいと言えるわけです。
「竜頭蛇尾」の意味
竜頭蛇尾とは、初めは勢いが盛んで、終わりは勢いがなくなっている状況であることです。
当初は非常に勢いが盛んで、その勢いに圧倒される部分もあったものの、次第に弱まっていき、大したことないという印象になるようなケースで使っていきます。
竜頭蛇尾という言葉はかなり有名なので、使ったことがある人は多くいるのではないかと思われるのです。
「虎頭蛇尾」の意味
虎頭蛇尾とは、始めは勢いがあるが、終わりになるとなくなってしまう状況であることです。
したがって、意味は竜頭蛇尾と全く同じであると言えるでしょう。
竜頭蛇尾と比べて意味の違いは特にないので、全く同じ場面で使用していくことができると言えます。
でも、虎頭蛇尾についてはどうしてもややマイナーな言い方になります。
だから、知らない人も普通にいるでしょう。
「竜頭蛇尾」と「虎頭蛇尾」の用法や用例
「初回だけは大量得点を取れたものの、それ以降は全く点がとれない。
完全に竜頭蛇尾の状況であり、次第に相手チームが追い付いてきたよ。
このままではマズイ。」
「あの人は当初はものすごい元気な姿で仕事に当たっていたが、次第にその元気がなくなっていき、最終的にはほぼ存在感が消えていた。
まさに虎頭蛇尾と言える光景だ。」
竜頭蛇尾と虎頭蛇尾は意味はほぼ同じ
竜頭蛇尾と虎頭蛇尾に関しては、意味は特に変わりません。
どちらも最初は勢いがあったのに、その勢いが終わりの時点ではなくなっているという意味の言葉であり、イメージ的にはネガティブなものであると言えるでしょう。
表現としても似ている面はありますけど、意味も大して変わらないので、区別はしづらいです。
でも、使用頻度で言えば竜頭蛇尾の方が高いはずです。