ディベートは「あるテーマについて賛成と反対に分かれて議論しあうこと」。
「対立意見」と言い換えると分かりやすい。
ディスカッションは「あるテーマについて複数の人で議論をすること」。
「議論」と言い換えると分かりやすい。
「ディベート」は形式的にも賛成派と反対派に分かれて議論し合う方式のことで、議論を深めることで、本質に迫ろうということです。
「ディスカッション」は議論することと日本では認識されています。
「ディベート」は意見対立方式
「ディベート」は意見の対立がある事柄について議論する場合、賛成派と反対派に分かれて討論を行うことです。
どちらが正しいかということではなく、議論を通じて事柄の認識を深めることや本質に迫ろうと試みることです。
例えば国会においては、法案の賛否を与党と野党で審議しますが、これも「ディベートの一つと言えなくもありません。
「ディスカッション」は議論のこと
「ディスカッション」は議題に沿った意見を述べることで、賛成派反対派に分かれる必要はありません。
参加者が各自思っている意見を述べ合い、最終的には多数決採決をすることが一般的に行われます。
「グループディスカッション」という言葉もあり、少人数で行い参加者の考えが良く分かるため、採用試験に行われることがあります。
外国の「ディスカッション」は「ディベート」のように白熱するもの
「ディスカッション」は日本では議論することですが、外国では激しいやり取りというイメージがあるものです。
「ディベート」は最初から対立意見の応酬ですから激しくなります。
「ディスカッション」は多数決というもので結論は出ますが、「ディベート」では結論は出ません。
選挙戦などでは意見を戦わせたあと投票という方法があります。
「ディベート」と「ディスカッション」とは
「ディベート」はあるテーマについて、賛成派と反対派に分かれて、それぞれの意見を述べることです。
問題の本質に迫ることができる利点があります。
必ずしも黒白をつけることが目的ではありません。
「ディスカッション」は議論と訳されます。
複数の人の意見のやり取りのことで、結論を得たければ多数決をします。
「グループディスカッション」や「パネルディスカッション」などの言葉があります。