互助は「お互いに助け合うこと」。
そのままの意味なので、誰もが理解しやすいと言えると思われます。
いろいろな機会で見聞きする表現であると言えるでしょう。
相見互いは「同じ身分や立場の者が互いに助けあうこと」。
お互いに助け合うという意味は互助と一緒ですが、立場が同じ人たちという点があるので注意です。
だから、全く同じ意味ではありません。
「互助」の意味
互助とは、お互いに助け合うことでです。
自分が相手を助けて、相手が自分を助けるという意味で使っていきます。
こういう場面は実際にあるはずなので、言葉としては知っておいた方がいいでしょう。
でも、互助という言い方はそんなに頻繁には使われません。
助け合いなどの言い方の方が有名なので、そういった部分についても知っておいた方がいいです。
「相見互い」の意味
相見互いとは、同じ身分や立場の者が互いに助けあうことです。
助け合うという意味があるので、互助にかなり近い意味の言葉と言えると思われます。
しかし、相見互いについては身分や立場が同じじゃないといけないので、そこは大きなポイントになります。
こういう条件があるので、実際に使用できる機会はあまり多くないと言えるのではないかと思われるのです。
「互助」と「相見互い」の用法や用例
「社会では互助の精神がどうしても必要であると言えるだろう。
そういったものがないといざというときに多くの人たちが困ってしまう。
思いやりの気持ちが大切なんだ。」
「身分が同じような状況にあれば、相見互いといった状況になりやすく、お互いに助けることはしやすいだろうね。
立場が違うと、上の人はそういう気持ちになりづらいから。」
互助と相見互いは一応違いがある
互助と相見互いに関しては、どちらもお互いに助けるという意味があるので、かなり似ている表現であると言えるでしょう。
しかし、互助と違って、相見互いについてはお互いの身分や立場が同じような状況である必要があります。
したがって、この条件に当てはまっていないといけないので、実際に使えるケースはあまり多くないでしょう。