色即是空は「この世に存在するすべての事物や現象はすべて実体ではなく、空無であるということ」。
つまり、実体があると思われているものであっても、実は実体がないという意味になるのです。
これは仏教用語です。
一切皆空は「世の中のあらゆる現象や存在には実体がなく、空であるということ」。
こちらも仏教用語であり、実体があると思ってみているものは全部空と言えるのです。
「色即是空」の意味
色即是空とは、この世に存在するすべての事物や現象はすべて実体ではなく、空無であるということです。
すなわち、存在があると思っているものは実は存在していないという言い方ができ、私たちが見ているものは幻想に近いという意味になるのです。
これは仏教用語であるため、知らない人も多くいるでしょうし、普段の生活ではなかなか耳にしないと評価できます。
「一切皆空」の意味
一切皆空とは、世の中のあらゆる現象や存在には実体がなく、空であるということです。
こちらも仏教用語と言える言葉ですけど、世の中で確認できるあらゆる現象や存在は実は空であるという意味の言葉です。
多くの人たちにとっては、言葉自体も馴染みがないでしょうけど、そういう考え方自体も馴染みがほとんどないと思われる状況と言えるはずです。
「色即是空」と「一切皆空」の用法や用例
「色即是空という言葉があるが、この世に存在するすべてのものは空無、つまり何もない状況であると評価できるんだ。
ただ、これを信じる人はほとんどいないと思うけど。」
「一切皆空によると、この世に存在するすべてのものは実体が存在しない、つまり空っぽ同然ということなんだ。
でも、空っぽと言われてもなかなか信じられないよな。」
色即是空と一切皆空は意味は特に変わらない
色即是空と一切皆空は同じような意味の言葉となっており、意味において区別をすることは厳しいでしょうです。
ただ、これらは仏教で使われる言葉であるため、両者ともに一般の人たちはほぼ知らない状況だと思われます。
したがって、日常生活において使用する可能性はかなり低く、基本的に馴染みは感じづらいと言えると思われるのです。