「滅私奉公」と「奉公守法」の違い・意味と使い方・由来や例文

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滅私奉公は「自分の利益などは捨て去って、公のために尽くすこと」。

基本的には国や社会など、多数の人たちのためという意味があります。

自分を犠牲にしてでも、そういった人たちに対して尽くす行為をする際に使用するのです。

奉公守法は「公務をきっちりと遂行して、法をしっかりと守ること」。

基本的には公務員に対して使われる言葉です。

公務員はまさに公の利益に貢献するために仕事をする存在です。

「滅私奉公」の意味

滅私奉公とは、自分の利益などは捨て去って、公のために尽くすことです。

あくまでも重要なのは公の利益であって、自分の利益ではない、そういう前提で使っていく言葉になります。

したがって、国や国民のために尽くすという意味合いが非常に強いのです。

特定の職業の人たちは実際にこういった気持ちを持ちながら仕事をしている可能性が高いと言えるでしょう。

「奉公守法」の意味

奉公守法とは、公務をきっちりと遂行して、法をしっかりと守ることです。

こういった意味に当てはまる典型例としては公務員が挙げられ、こういった職業の人たちにぴったりの意味と評価できます。

公務員以外の人たちにも使用することはできますが、日常生活においては、こういった存在に対して使うことが特に多くなると言える可能性がかなり高いはずです。

「滅私奉公」と「奉公守法」の用法や用例

「滅私奉公の気持ちがないとこの仕事は務まらない。

いろいろな私欲は頭にあるかもしれないけど、そういった部分はできるだけ捨てたうえで仕事にあたってほしいんだ。」

「奉公守法は公務員として働くなら絶対に頭に入れておかないといけない。

公務員の場合、誰のために働くのかという点をしっかりと意識しておかないといけないからな。」

滅私奉公と奉公守法は同じような意味の言葉

滅私奉公と奉公守法はともに公のために働くという意味の言葉です。

この中で特に奉公守法は公務員に対して完全に当てはまるような内容となっています。

したがって、より具体的な内容と評価できる状況でしょう。

でも、一般的には滅私奉公の方が有名な表現と言えます。

したがって、両者に関しては使用頻度に大きな違いがあるのです。

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